あちらこちらで、色々な定義をされていますが、
これはもの凄く簡単に説明が可能です。
なお、今回は内部リンクについては触れません。
内部リンクは、検索やトップからまた、導線の途中からきてくれたお客様を適切に導線に乗せるための必要なガイドです。
無駄な内部リンクはサイト構造を曖昧にしますが、
適切な内部リンクは、サイト構造を明確にして顧客が迷うこと無く必要な情報にたどり着ける様にするための手法です。
少し横道にそれましたが、ここでいうリンクという言葉は全て、外部リンク(被リンク)と定義しますのでよろしくお願いします。
ということで、自然リンクとは
「お客様にそのリンクが必要かどうか」
です。
あるサイト(ページ)から、別のページやサイトにリンクするシチュエーションを想像してください。
そこから、別のページにジャンプする場合、お客様が、そのリンクから「追加の役立つ情報」を得る事ができるか否かです。
出来ない場合は、不自然なリンクとなります。
幾つか例を挙げます。
1.自社の新規ソリューションを発表
プレスリリースで、自社が開発した新ソリューションを別ドメインで構築したが、その発表を行う。
→訪問者にプレスリリースの詳細を誘導する必要なリンク。自演でdoリンクで問題無いです。
2.自社の商品紹介のページで自分(社長)のブログへリンク
→商品紹介のページからより詳細な情報や違った観点で書かれているページへのリンクは、自演でdoで問題無いです。
ただし、商品紹介の記事より、内容が薄かったり、全く関係がない場合は、nofollowでリンクしなければならない。というかリンクは不要です。
3.企業トップページから社長のブログへトップページへリンク
→会社の導線として自演doリンクとして全く問題無し。訪問者は会社のページに訪問しているので、そのトップがどんな記事を書いているのか必然的に必要な情報です。
4.企業の全ページにポップアップで人材募集をdoリンクで別サイトへリンク
→全ページに人材募集のリンクが必要な訳ないので違反リンクです。
人材募集を出すなら、トップから人材募集カテゴリページを作り、そこにリンクを行うのみが妥当です。
新事業立ち上げプレス→人材募集などは、適切な導線です。
事業説明の詳細ページ→人材募集などは、適切な導線です。
ただし別ドメインにする理由はよく分からないです。
自社のサービスなら自社のドメインを使えば良い話しです。
5.フーリエ変換についてのページを作成していてwikiにリンクした。
→自ページより、wikiが詳細に書かれていれば問題無しです。
しかし、wikiの内容が薄かった場合は、無意味なリンクとなるため違反リンクです。
6.レシピサイトを運営しているが、レシピ記事に親友がラーメンサイトを立ち上げたのでリンクした。
→レシピ記事にラーメンサイトが関係していれば良いですが、していなくて、友人というだけでリンクするのは無意味なリンクのため違反です。
7.ウソを書いているブログがあるのでリンクを張って指摘記事を書いた。
→自然リンクです。
8.冷蔵庫の温度センサを有線で取り付け管理するページから、同じ手法を無線センサで管理するシステムへリンクした。
→関連ある別の手法、別の観点なので訪問者のメリットになるため問題無しです。
<まとめ>
「訪問者にとって、そのリンクが必要な場合は自然リンク」です。
①リンク先には関連がある
自分の記事(ページ)に関連のあるサイトやページをリンクする事は問題ありません。
②リンク先の情報が薄い
関連があっても、自ページの内容より薄い内容へのリンクは、訪問者が全く役に立たないので、違反リンクとなります。友人だという理由だけとか、記事やブログのカテゴリがあっていても、役に立たないリンクを設置するのは違反です。
リンクを設置するとき、その記事に「リンク先をそのまま埋め込んでも」問題無いと思えるような内容が適切です。
同じ事を言ったり内容が薄かったら、リンクの意味が無いからです。
③関連はあるが全く観点が違うページへのリンク
自分のページで主張していることと全く別の観点で、訪問者が新しい気づきを得るようなページへのリンクは自然リンクです。
ということで、纏めてみました。
他のサイトで説明されている、ユーザファーストや、関連性があればという話しは概ね同意ですが、その事を少し詳細に書いてみました。
なお、当然ですが、Googleの文章解析技術は、そこまで進んでいません。
なので、現在私が違反だと書いていても、違反扱いされていないものが殆どです。
だからと言って、そんな訪問者にとって何のメリットもないリンクを設置するのは間違っています。
なので、リンクをするときには、常にこういった事を心がけるようにしてください。
また、必要なリンクなら何本設置しても問題ではありません。
しかし、訪問者のメリットが最優先なので、いくら必要だと思うリンクでも訪問者が戸惑うような不自然な個数は問題です。
そういった観点も気をつけてください。
次いでに余談ですが、ホワイトで運営している場合、
発リンクだけではなく、被リンクも気になると思います。
ただこれは、ピリピリする必要は無いと思います。
判断はGoogleに任せ、余分な体力を使うべきではありません。
(厳密にリンク先のコンテンツを調べリンクが適切か判断する等の運用はある程度おこなってもよいですが、過度に行うのは無駄だと思います。)
被リンクは明らかなスパム攻撃などを検出するのに使いましょう。
(不自然なリンクでペナルティを受けた場合上記の判断は全く通用しません)
最後に、友人リンクやリンクページを否定する物ではありません。
友人を紹介したい場合は、自分との関係や、なぜ紹介したいのかなどを「記事」にして書けば、正しいコンテンツでありリンクです。
リンク一覧のページを作り、だらだら並べられているリンク集に、価値が無いといっています。
短い説明でも同様です。アフィリエイトプログラムに掛かるような取って付けただけの説明では、見る人にも伝わらないし、第一クリックされません。
そういう無駄なリンクをなくせば健全なページと、本当の意味の「Web網」ができると思います。
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